冷凍おにぎりに向いている具材は? おにぎりの冷凍方法や保存期間を解説!
栄養士の堀口泰子です。
おにぎりはお弁当だけでなく、忙しいときに手軽に食べやすく、つくり置きがあればとても便利ですね。
そこで、
おにぎりの冷凍保存についてご紹介します。
おいしく食べるための冷凍保存のコツや保存に向くおすすめの具材、衛生面についても確認してみましょう。
冷凍おにぎりを作る際のポイント
おにぎりを冷凍保存する際には、いくつかポイントがあります。
●ラップを使う
素手を使わずにラップを使ってごはんをにぎります。細菌は冷凍しても死滅しないので、手洗いをしていたとしても、直接ごはんに触れないことで衛生的に保存ができます。
●ふんわり握ってぴったり包む
ごはんは温かいうちにしゃもじで切るように混ぜ、米の粒に水分を纏わせながら、ごはんのかたまりをほぐします。
普段、おにぎりはごはんを冷ましてから握りますが、冷凍保存する場合は、ごはんの水分量を維持するために、温かい状態でにぎります。ラップにごはんをのせて、中央に具材を入れて包み、形成します。
米粒をつぶさないよう、中はふんわりと表面をそっと握ることで解凍したときに蒸気で米が潰されることを防ぎます。ラップでぴったり包み、粗熱が取れてからまとめて密閉できるジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。
●粗熱が取れたら温かいうちに急速冷凍
おいしく保存するためには急速冷凍がおすすめです。粗熱が取れてから金属製のバットにのせて冷凍庫に入れると、冷凍が進みやすくなります。
冷凍庫に入れたら、庫内温度が上がらないようにできる限り開け閉めを避けましょう。
冷凍保存におすすめの具材と向かない具材は?
おにぎりを冷凍するときは、中に入れる具材も合うものを選ぶとおいしく食べられます。
おすすめの具材:水分量が少ないもの、味が濃いめのもの
・種を除いた梅干し
・塩昆布
・塩鮭
・ゆかり(赤しそ)
・肉そぼろ
具ではありませんが、焼きおにぎりも冷凍に向いています。
向かない具材:なまもの、水分が多いもの、油分が多いもの
・ツナマヨ
・生たらこ
・生明太子
・青じそ
海苔やふりかけは解凍してから使うことをおすすめします。
冷凍おにぎりのおいしい解凍方法と保存期間
ラップのまま電子レンジで解凍します。大きさと具の種類にもよりますが、100gくらいで600W1分40秒、500W2分ほどが目安です。
解凍後はすぐにラップを剥がし、蒸気で膨らんだ後にごはんが圧縮されないようにします。その際は、蒸気で火傷をしないよう気をつけてください。
自然解凍はおすすめしません。
また、保存期間は1カ月以内を目安に食べきるようにしてくださいね。
いかがでしたか。余ったごはんを冷凍おにぎりにしてみるのも便利そうですね。ライフスタイルに合わせたお米生活にお役立ていただけたらうれしいです。
堀口泰子
栄養士。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。健康食育事業やアスリートサポートに従事。健康的で美味しく食べる食事術を伝える。講演、栄養指導、コラム執筆、レシピ、商品開発、料理講師など幅広く活動。離乳食から介護予防まで様々な食育活動のなかで、健康に役立つお米の食べ方を紹介。スポーツの現場ではジュニア育成と競技競技力向上ための心と体の成長に注力している。
HP:
https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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