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玄米は何歳から食べられる?〜玄米は子ども目線で取り入れることがオススメ

2019.6.26
「玄米」と言うと「健康食」のイメージがあるのではないでしょうか? 離乳食の講座の中でも、「赤ちゃんに玄米を食べさせてもいいでしょうか?」「赤ちゃんにとっても玄米は身体にいい?」という質問を受けることがあります。

玄米とは精白されていないお米のことです。お米のもみ殻を除いたものが玄米で、その玄米の表面にあるぬかを取り除いたものが、一般的にスーパーなどで売られている精白米(白米)です。

今回は「玄米は何歳から食べられる?」かを考えます。家族の食卓に玄米を取り入れてみようかな? と思っている方、ぜひ参考にしてみてください。

一般的な玄米食のメリットは?


そもそも、玄米って身体にいいのはなんとなくわかっているけれど、どう身体にいいのでしょうか。大人が食べるときの一般的な玄米のメリットを紹介します。

噛む回数が増える

噛み応えがあるので、玄米を食べるとおのずと噛む回数が増えます。噛む回数が増えると唾液の分泌が増え、ゆっくり食事をとることになり、満腹中枢が刺激され食事量が減ることにつながります。玄米は白米よりも消化に時間がかかるので意識的によく噛む必要もあります。

食物繊維を摂れる

玄米には白米の4〜5倍の食物繊維が含まれています。食物繊維が豊富なので腸内環境を改善してくれます。それが、ダイエットにも効果があるといわれています。

優れた栄養素を摂れる

玄米はビタミン・ミネラルなどの豊富な栄養素をバランスよく含んでいるので「完全栄養食」と呼ばれています。

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玄米は子どもに負担となることも?


食物繊維や栄養素が豊富で、大人にとって「健康食」の玄米ですが、子どもにとっては負担になることもあります。子どもに玄米を食べさせる時の注意点は大きく分けて2つです。

残留農薬について

玄米は白米よりも残留農薬が多いといわれていますので、農薬も気になるところです。できる限り残留農薬のチェックがされた安全安心な玄米を選ぶようにしましょう。可能であれば生産者や販売者に確認するとより安心ですね。

お腹がゆるくなる

玄米は、消化・吸収が良くないため食べた後の子どもの体調の変化を確認しましょう。内臓機能が大人よりも未発達な子どもは、玄米を食べることでお腹がゆるくなってしまうかもしれません。メリットに書きましたが、消化に時間がかかるので意識的によく噛む必要があります。子どもが食べ物を奥歯でしっかり「カミカミ」できるようになった頃がはじめ時の目安の一つです。

ですので、白米から急に玄米に変えるのではなく、まずは七分つき米からスタートして子どもの様子を見ましょう。そこから五分つき米、三分つき米とチャレンジして、子どもの体調がよく、嫌がらずに食べていれば、徐々に玄米にしていきます。

また、最初は水分量を多めにしてやわらかく炊きます。玄米をおかゆにするとやわらかくなり消化もよくなるので、まずはおかゆから始めてもいいですね。

美味しい玄米がゆの炊き方
<材料>
・玄米 適量
・水 玄米の10倍
<作り方>
1. 玄米を洗う
2. 玄米を水につける(3時間)
3. 鍋に火をかけ沸騰させ、弱火で30分〜40分炊く
4. 10分蒸す

ということで、子どもの食事に玄米を取り入れるときは、

・まずは七分つき米からスタートする
・玄米を初めて食べるときは、玄米がゆを食べて様子を見る
・食べてお腹がゆるくなった場合は白米に戻す
・「よくカミカミするよ」と伝えながら食べる
・毎食だと飽きるかもしれないので時々取り入れる

このように、ゆるやかな感じで取り入れるといいかなと思います。

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具体的な食べさせてよい時期


玄米は「完全栄養食」と呼ばれているので、子どもにも食べさせたい!と考える方も多いと思います。ただ、食べさせ始める年齢は考えなければいけません。なぜなら子どもの消化機能は未発達だからです。特に離乳食期は、赤ちゃんに負担が大きいのでどの時期もNG。幼児期前半もNGです。食べさせるのであれば、消化機能が整ってくる3歳以降にしましょう。

ただ、子どもは個人個人成長発達が違いますので一概に3歳からとは言い切れません。子どもの様子を見つつ「奥歯で少し硬い食材も噛んで食べている」「お腹の調子など体調面が良い」など、条件がそろってからチャレンジします。

わが家の場合、小学生になってから玄米をスタートしたのですが、においが気になったようで嫌がりました。また、お腹の弱い長男は、便が軟らかくなるのも気になるようでした。結局は五分つき米や七分つき米にすることが多く、白米にする日もあり、雑穀米や麦飯にすることもあります。

栄養のことを考えるのももちろん大切ですが「お米にもいろいろな種類があるんだよ」と、さまざまなお米を食べる経験をすることも大切です。すべてを大人目線の健康食に変える必要はなく、子ども目線でさまざまな食体験をさせてあげてください。

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この記事の転載元
SMART AGRI(スマートアグリ)
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