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今話題の食べる米ぬかとは?【ごはんソムリエのお米コラム】

料理研究家でごはんソムリエの秋元です。この連載ではお米をおいしく食べるために“知っておくと役に立つお話”やレシピをお伝えします。

玄米が体に良いとわかっていても、家族からの理解が得られなかったり、しっかり噛まずに食べてしまい、胃腸に負担がかかってしまうというお話をよく耳にします。確かに、なかなか難しい部分もあるかもしれませんね。

しかし、そのようなニーズに合わせて、最近では「玄米粉」の他、玄米の中で最も栄養が集中している「米ぬか」を食べやすくした商品もたくさん出てきました。

今回は、米ぬかに含まれる栄養や、最新の商品、誰でも取り入れやすい食べ方をご紹介したいと思います。


「米ぬか」とは?



玄米から表面の「ぬか層」や「胚芽」を削り取ったものを「白米」、そしてその削り取った粉を「米ぬか」と言います。精米によりお米は柔らかく消化もよく食べやすくなりますが、残念なことに大切な栄養も削り取ってしまっています。

胚芽だけを残した「胚芽米」、ぬか層を一部残した「分づき米」があるのは、栄養素を残しつつ食べやすくするためなのです。

どんな栄養がある?


ぬか層と言われる表皮部分には食物繊維が豊富に含まれています。玄米が便秘予防になるといわれるのはそのためで、整腸作用が期待できます。

また、胚芽部分には抗酸化作用をもつビタミンE、皮膚の新陳代謝を促すビタミンB群、体の機能調整を行うミネラル、体の毒素を排出するフィチン酸などが含まれているため、代謝を高め、肌や血液にも良いともいわれています。

食べやすい米ぬかパウダーがおすすめ



精米した後の「米ぬか」はフワフワでさらっとしていますが、そのまま口に入れるとやはり繊維質が気になります。

最近では、非常に細かいきなこのようなパウダー状の米ぬかが注目されていて、さまざまな種類があります。農薬を使用せずに栽培された玄米を元にしたもの、大豆やあずきを一緒に粉末にしたものなど、安全で食べやすいものです。

 

とても細かい粒子なので、舌に残ることなくさまざまなものに混ぜて食べることができますが、ぬかの香りは残っています。どなたでも美味しく食べることができるのは「カレー」や「麻婆豆腐」など、味や香りがしっかりしているものに混ぜるという方法です。

その他には、ヨーグルトと合わせるとシリアルのような風味に感じるため、「ヨーグルト+米ぬか+シリアルやフルーツ」というのもおすすめです。

精米前の玄米に対する米ぬかの割合は、重量にすると8〜10%ですが、その中には全体の95%に相当する栄養成分が含まれています。

かけて混ぜるだけと、とても手軽な米ぬかを日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。

▼玄米粉の作り方やレシピはこちら
【コラム】意外と使える!玄米粉の活用レシピ


■レンジでもちもちな玄米が食べられる! パックごはん 「寝かせ玄米ごはん」


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圧力釜で炊き上げた後、3〜4日寝かせる「寝かせ玄米(R)」の製法で仕上げているので、玄米特有の食べにくさがありません。

忙しい方や、家族の中で自分だけ玄米を食べるという方も、いつでも手軽にふっくら玄米をお召し上がりいだだけます。


「スマート米」とは
全国各地のこだわりの農家さんと共にスマート農業を活用し、農薬の使用量を抑えて育てています。
玄米の状態で第三者機関の検査により「残留農薬不検出」と証明されたお米、農林水産省ガイドライン「節減対象農薬50%以下」のお米、そして「特別栽培米」も選ぶことができ、家族みんなにあんしんなお米です。

お求めはスマート米オンラインショップ SMART AGRI FOOD  からどうぞ。

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この記事の転載元
SMART AGRI(スマートアグリ)
「SMART AGRI」はAI・IoT・ロボットといったスマート農業について、農業関係者が必要とする情報をわかりやすくお伝えする農業×ITの専門メディアです。